下北「金」研究所

お金を使うには知恵が必要

“お金を使うには知恵が必要だ”まちづくりの観点では地域の将来にどう使うかが問われると思うのだ。とにかく下北地域は貧乏が染みついていて、それに気がつかずにいるほどである。もしも、子供がもっと教育水準の高いところに生まれていたら、今よりは幸せではなったろうか?もしも、下北に働く場がもっとあったら、今より多くの家族が幸せに暮らせたのではないだろうか?もしも、みんなが何とか生活できる経済基盤があったなら、もっとみんなの幸せを考える人間が増えるのではないだろうか?と、いろいろ思っている。

下北の「金」

下北の金の埋蔵量は世界一である。この話をすると、娘も「馬鹿な一獲千金」を連想するようで、相手にしてくれない。しかし、私は前述の事が気がかりで、自分にエネルギーのあるうちに「下北の金」の事を研究して、将来、下北の人が幸せに暮らせるような方法を考え、継承していくつもりだ。

埋蔵量について

ちなみに、金鉱山で採算が取れる埋蔵量が20g/tだそうだ。南アフリカの金鉱山は80g/tで良質の金鉱床を保有する。そこにきて、下北の金は平均で400g/tの埋蔵量がある。密度の高いところでは6500g/tの埋蔵量があるらしく桁はずれである。

課題点&これから

ただし、ヒ素との化合物として国定公園の浅い所に存在しているらしく、単純に採掘するわけにはいかない。同じ毒でも場合によっては薬にもなるものもあるし、よその地域から放射能廃棄物を持ち込むよりは、大昔からそこにある毒を含む金は「将来、困った時に知恵を絞って使うが良い」と神様が授けてくださっているように感じてならない。なんとか、将来にわたり下北の人が幸せに暮らせるように利用する方法を研究したい。